生活経済ジャーナリストあんびるの  「あんびる〜ばぼ〜日記」

相変わらず日常はアンビリーバボーなことばかり! 「子供のお金教育を考える会」代表のあんびるが感じた ちょっと驚きの日常を気ままにご紹介します…。

2006年06月

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福井に行ってきました。
3度目の福井は、とてもハードな3時間講演。
来てくださるのは、お忙しい先生方。
なんとか有意義で、退屈しないものをと考え
アクティビティを7つ盛り込んだ
スペシャルバージョンで挑みました。

アクティビティは、ゲームスタイルでも
5〜10分で終えること。
そして一つのアクティビティで理解することは
1つであること…とするのが私の考える
理想のパターン。
ただ楽しかった!で終わらないように
言いたいコトがよく伝わるように
コンパクトに、シンプルに…。
でも、言うは易し、行なうは難しなのです…。

講演の終了後、アクティビティはもとより
「よく取材されていますね」と
いっていただけたのが
とてもうれしかった
どう教えるかも大事ですが、
何を教えるのかもとても大事。
取材して、問題をよく見て、よく声を聞いて
そして何を教えるべきか考えないと。
そう思いながら、
なにかと後回しになってしまいがちで
いつも気になっている取材。
「だいじょうぶ、ちゃんとやってるよ」と
いってもらえたみたいで、ホッなのでした!

このアクティビティの一部を
「感じる経済」としてサイトでもご紹介しています。
http://www.kids-money.jp/workshop.htm
ご興味のある方、
どうか私を呼んで〜(小梅太夫です…


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このブログを書こうとしていたら
村上ファンドの村上世彰氏逮捕の一報が
入ってきました。

日本の株式市場は、
本当の意味ではまだほんの子ども。
今は、どう育つべきか
あるべき姿のモデルを
模索している段階です。
小泉首相の「公正かつ
信頼される取引がなされるように
そのような体制をつくって
いただきた」というコメントをみると
堀江被告、村上容疑者ともに
「そのような体制」のモデルではない、
あるべき日本の資本主義のモデルではないと
軌道修正する意味での
“逮捕”ではないかという気がします。

あるべき姿とは、
法令順守はもちろん、
法の隙間をぬうやり口も歓迎しない。
「敵対的買収」という“目新しい”方法も
日本においてはその実、
会社や株主に利益をもたらすどころか
停滞と混乱を巻き起こすにすぎなかったことも
モデルになりえなかった理由かもしれません。

とても優秀な頭脳が
なぜモデルとなりえなかったのか−。
かつて渋沢栄一は
「片手にソロバン、片手に論語」と
いいました。
でも今の時代についていこうとしたら
ソロバンをはじくだけで精一杯。
論語をひも解く間も
なかったのかも知れないなと、ふと思うのです。

新しい時代の寵児が、2人とも
表舞台から去りました。
これから、どんな寵児が登場するのだろう。
「○○さんみたいになりたい!」
「そうねえ〜」と
親子で感じいることができるような
よきモデルが登場することを願うばかりです。
そうしたモデルが生まれてこそ
みんなが希望を持って生きられる
経済社会となるのですから。

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