生活経済ジャーナリストあんびるの  「あんびる〜ばぼ〜日記」

相変わらず日常はアンビリーバボーなことばかり! 「子供のお金教育を考える会」代表のあんびるが感じた ちょっと驚きの日常を気ままにご紹介します…。

2006年08月

息子の読書感想文を見ながら…の
ブログです

息子は、虫好きが講じて
読書感想文の題材に
200ページ以上ある本を自ら
選んでしまった! 
小学3年生には、そりゃー難儀なことです。
しかしこれも自己責任とばかり、
格闘しているのでした。
そんな息子を尻目に
本好きな私は、読書の夏を堪能

経済学系の本と社会学や教育学系の
本を平行読みするのが
このところのお気に入りの
読書スタイルであります。
なんというか
頭と心のバランスが保たれて
心地よいのです。

よく読む経済学系の本は、
金銭教育がテーマではない専門書(苦笑)。
中でも、最近のヒットは
アマルティア・セン先生のご著書です。
セン先生は、哲学者でもいらっしゃるので
これ1冊で頭と心のバランスがとれる
優れものであります。

で、200ページの本を読みきれずに
あたふたしている息子を尻目に
私は、この夏、12冊の本を読破。
そして頭と心にインプット!
ははは、母の偉大さを思い知ったか!!

って、悦に入っている場合じゃない。
息子よ! 段落をつけろ!
点をうて、点を!

はあ、息子はこの夏、
この読書感想文を通して
何をインプットしたのでしょうか。
やっぱり母の怒声とため息、かなあ

1

8月15日。
子どもたちに、しっかり教えなければ
いけないことが山ほどあることに
気づかされました。

1.人のせいにしてはいけません
  
  自分から手をだしたのに、
  「いじめっこがそうしむけた」なんて、
  人のせいにしてはいけません。
  ひどい目に合わされたのだとしても
  自分が手をだしてしまったなら
  その責任は自分がしっかり負いなさい。

2.謝るときには、きちんと相手に
  心が通じるように謝りなさい

  自分は謝ったのだから
  それでことは終わったのだ…と
  勝手に信じ込まないように。
  相手に本当に許してもらえるまで、
  心が通じるよう努力怠ってはいけません。


3.人のいやがることをしてはいけません

   自分のやることが、自分の意に反して
  人を不愉快にすることがあります。
  タバコを吸う人が、周りの人に配慮するのは
  当たり前のことです。
  「自分は、こうしたいからする」と主張するより
  相手の立場に立って、その心情を慮りなさい。


 

2

「挑戦」から「協調」へ…と
最近、ちょっと潮目が
変わってきているような気がして
仕方ありません。

今年に入って、ホリエモンや村上氏のような
「挑戦」的な戦略をとってきた人たちが
相次いで失脚。
すでに昨年あたりから、
一部企業では能力給の見直しも
行われつつあります。
これも従来の「協調」を重んじる
日本型経営への回帰と見ることも
できるかもしれません。

そして先日の長野県知事選挙では
たえず「挑戦」してきた田中氏が
大差で破れ、議会との「協調」を重視する
新知事の誕生となりました。

日本の伝統的な意識である「協調」は、
調和がたもたれる一方で
癒着などさまざまな弊害をもたらしました。
それに対する毅然とした「挑戦」は
フェアな社会を実現するかのように見えましたが
「挑戦」も一方で、日本人に心性を無視した
あるいは伝統的な「協調」のよさ
つまり暗黙のルールやモラルといったものを
破壊した、行き過ぎた面を露呈してしまいました。

やはり日本には、日本のやり方があるんだ…
という結論に至ったのが、
今の日本を覆う空気のような気がします。

また、昨日のイギリスでの
テロ未遂事件を鑑みると、
アメリカ式の「挑戦」的なテロ対策は
行き詰まりを見せています。
世界的にも「協調」が見直される
時がきているのかもしれません。

で、いよいよ誕生までカウントダウンを
迎えている、安倍(未来)政権。
早々とその寿命を、
この空気から読み取るとするならば、
「挑戦」的な今の安倍氏の政権は
そう長くはないということになります。
それとも「協調」路線へと
転じるのでしょうか。
日本国民のみならずアジア諸国も
注目する8月15日。
安倍(未来)首相の動向が
気になります。

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