どのくらい振りだろう(ン十年ぶり?)
秋田の中高一貫校で、
中高生に話をしてきた。
今やすっかり初等教育の魅力にはまっているが、
もともとの教員免許は中高だし、
大学時代にバイトで教えていたのも、中高生。
なんだか懐かしかったなあ。
秋田までの道中、今どきの若者は…
という論旨の論文を読みながら行ったのだけれど、
壇上から見る生徒の目は、
昔と少しも変わっていなかった(*^_^*)。
そして…生徒の中に気になる生徒を発見。
イケメンパラダイスに出て来そうな子。
我が息子には絶対信じてもらえないだろうけれど、
イケメンだから気になったのではなくて(断じて!)。
一見ふまじめそうな態度なのに、ポイントポイントで
しっかり目線がくるんだな。
なにも変わってないナァと思う。
私もあんな高校生だった(イケメンじゃないけど)。

みんな一生懸命、格闘して生きているのがよくわかる。
そんな生徒を、まるごと背負い込む教師という仕事が恐くて、
教員一家に生まれながら、私はマスコミなんていう
媒介に守られた仕事へと逃げ出してしまった(-“-)。
何の縁か、また教壇に立てることになったのだけれど、
教員だった父には、
いいとこ取りのゲストティチャーは
気楽でいいなあと揶揄される。
私の器では、このぐらいが丁度
いいんだろうとは思う。
でも、玄関まで見送ってくれた生徒たちの
かわいい笑顔を思い出すと、二十年近く前に
逃げ出したことを、
ちょっと後悔してしまうのでした。
なにかと風当たりの強い教育界だけど…、
でも教師って、
本当にすてきな仕事だと改めて思った。