生活経済ジャーナリストあんびるの  「あんびる〜ばぼ〜日記」

相変わらず日常はアンビリーバボーなことばかり! 「子供のお金教育を考える会」代表のあんびるが感じた ちょっと驚きの日常を気ままにご紹介します…。

2008年01月

1

中国冷凍ギョーザで中毒被害…。
消費者教育の一端を担うものとして
本当に空しい思いがした。
ここのところ、このように
消費者の判断の及ばないところで
問題が多発している。
特に業務用として
流通している冷凍食品などは
本当に消費者に判断のしようがない。
こうなるとむしろ今必要なのは
消費者教育というより
生産者教育じゃないかと思えてくる。

少し前、「安いものを求める
消費者にも問題がある」と発言した
食品偽装をした社長がいたが
こんな考えは、もってのほかである。
安ければ、なんでもしてよいと
思っている消費者はいない。
品質あっての「安さ」である。
品質を、まして安全を犠牲にしたところの
「安さ」は、ありえない。
生産者の大いなる勘違いだ。

今回の事件の原因は
まだわかっていないので
利益を追求した結果では
ないのかもしれない。
でも、こうした事件が起こるたびに
ミヒャエル・エンデの
「経済は友愛である」という
言葉を思い出す。
生産者は、仕事をするとき
他の誰かのために生産しているという
「友愛」の意識を持てているだろうか。
わが子に与えるために作る様な気持ちで
ものを作っていただろうか?

お金は本当に怖いものである。
時として、昔の「職人気質」にも似た
心意気や、プライドまで奪ってしまう。
お金の魔力に支配されないためにも
働くということは
自らの生活を成り立たせるだけでなく
他人の生活を成り立たせることでもある
ということを
今一度、子どもたちに
伝えたいと思う。



2

2008年早々から少年による事件がおきました。
子供たちを取り巻く環境の改善が
これだけ叫ばれているというのに、
一向によい兆しがみられないのは、
なぜでしょう。
 仕事柄、よく学校の先生のお話を伺います。
そうすると「今は、親がね…」という話になります。
確かにお話を伺うと、もうまさに「そうですね」と
同意せざるを得ない、親の実態があるのです。
 一方、私は育児中の親でもあります。
親同士の会話からは、「今は、先生がね…」という
話が聞こえてきます。
これもまた、「そうですね」と同意せざるを得ない
教師の実態があるのです。
 よく似た話に、若者と大人社会というのもあります。
若者に話を聞くと「社会がよい雇用環境を
用意してくれないから、職につけない」といいます。
一方大人は「若者が働く意欲や資質に
かけているからだ」といいます。
たぶん、これも、どちらも正しいのでしょう。
 でも私たちは、今、こんな社会に生きているのです。
そして生き抜いていかなければいけないし、
若い世代にも生きていって欲しいと願っているのです。
 こんなたとえ話があります。
ある朝、学校へ急いで出かけようとした息子が、
お父さんの灰皿をあやまって蹴って
ひっくり返してしまいます。
するとある家庭では、
息子が「お母さんがちゃんと片付けないから」と怒ります。
お母さんはお父さんに「あなたが、床にに置くから
いけないんですよ」と怒ります。するとお父さんは息子に
「おまえが、遅刻ぎりぎりに家をでようとするから
いけないんだ。もっと早起きをしろ」と怒ったというものです。
 一方、ある家庭は、息子が「お母さん、ごめんなさい。
蹴っちゃって」と誤ります。するとお母さんは
「あら、片付けておけばよかったわね」といい、
お父さんが「ごめんごめん、私が床に置いたのが悪かった」、と。
明日、どちらの家庭が、
灰皿事件をおこさずにすむのかは、明らかです。

 このたとえ話を思い出すとき、
いつも後者の家庭のようにあらねばと思うのです。
自らを謙虚に省みて、今、自分がなすべきこと、
親としてできること、家庭でできること、
仕事でできることをやってみる…。
2008年はそんな「できること」探しに
精を出したいと思います。

5

「あけおめ」で「ことよろ」です!
(↑このワードで若者のアクセスが増えると
 思っている

ここのところ、頭の中はすっかりお掃除モード。
いや〜家というのは、どうしてこんなに
汚れるんですかね?
日頃、なまけているからなんでしょうか。

きっかけは、息子。
塾から帰ってくると、
「掃除、どこする?」と
お掃除催促が来るのです。
なんとも気分転換に
掃除はピッタリなんだそうで。
塾にこんな思わぬ効用があるとは!
勉強はともかく、冬期講習は大成功だった(*^_^*)

無心に床を磨き続ける息子を尻目に
こちらが怠けるわけにもいかず
母も頑張った。
そして、年末だけではなく、
新年をむかえた今も、
なお我が家は、お掃除モード。
かくして、きれい好きの
働き者となった我が家。
息子の冬期講習の費用対効果は
計り知れない…というお話でした。

それにしても、やってもやっても
まだ掃除するところがある我が家。
なんとも不思議だ。
2LDKなのに…苦笑(´∀`)つ

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