先日、保護者会がありました。
もう子ども達は、
夏休みカウントダウウン
だったんですね。
校正モグラになっているうちに
そんな時期になっていた…。
夏休み前の大仕事といえば、
スケジュール調整ヾ(´ω`=´ω`)ノ
いやー、事務仕事が大の苦手だから
もう頭がこんがらがる〜!
発狂しそうだ〜。

こんな時は、ストレス解消しなくては
ミスが続出してしまう…。
私のストレス解消法は
古本屋めぐり〜!
なんともレトロな趣味なのです。
昭和の女ですもの!
本郷の赤門あたりの古本屋が行きつけなのだけれど
今日は、小石川まで足をのばしてみました。
すると…ありましたぜ、掘り出し物が!
一冊は、正宗白鳥が書いた「内村鑑三」。
これが面白い!
正宗白鳥は、若い頃、
なんと内村鑑三の
今でいう「おっかけ」だったのです。
で、この本は、その「おっかけ」記であるわけです。
秀逸だったのが、内村鑑三の講演に行き
一緒に散歩したときのエピソード。
正宗白鳥は、「おっかけ」らしく
散歩の時に、内村鑑三のあとを
ぴったりとつけて歩いたのだそうです
(会話をしないところが、
正統派おっかけなのだ!)。
で、内村の会話を一言一句聞き落とさないように
じっくり聞いていたのですが、
内村鑑三は、とーってもおしゃべりで
驚いたのだそうだ。
しかも講演中も他人の悪口三昧だったそうで…。
イメージ違うなあ…。
あ、2人とも。

もう一冊が、大河内一男という人が書いた
「日本的中産階級」。
この本は、昭和35年に書かれたもの。
戦前と比べて、豊かになったのか
「消費ブーム」はわれわれを豊かにしているのか
ということが書かれている。
高度経済成長期の戸惑いと
希望が詰まっている。
折りしも、今は「洞爺湖サミット」の真っ最中。
この本が書かれたときと同様
まさに時代の転機であるわけで。
「消費ブーム」から「エコブーム」へ…。
そして「日本的中産階級」の形成期の本を
「日本的中産階級」の崩壊期に読んでいる
というものまた、面白い。
いやー本って、時代を経るごとに
面白みを増すものですねっ。

ストレス解消したところで
現実に戻って
スケジュール調整の作業に取り掛かりましょう。

あれー、何か忘れている気がする…。
古本屋に行く前には覚えていたんだけど…。
ストレスと一緒に
スケジュールも忘れたみたいだ。