生活経済ジャーナリストあんびるの  「あんびる〜ばぼ〜日記」

大学1年生と中学3年生のママの日常は アンビリーバボーなことばかり! 「子供のお金教育を考える会」代表のあんびるが感じた ちょっと驚きの日常を気ままにご紹介します…。

2011年04月

毎年、たくさんの子ども達にお話をさせていただいています。
そのほとんどが、一期一会。
それでも、私の話が小さな種となって子どもたちの心の片隅に宿り、
学校の先生方の日々の水やりとあたたかい光にささえられ
やがて芽を出すこともあるのではと、そのことを祈りつつ、お話をしています。

それは、こんな体験があったからです。
社会人になって2・3年目のある日。
私は、実家近くのスーパーで買い物をしていました。
すると、かわいらしい女子高生が私にむかって
挨拶をしてくれました。
「先生、お久ぶりです」といわれても
すぐに思い出せませんでした。
大学生時代に家庭教師で教えた子でもないし、
塾の講師もやっていましたけど、小学生が対象でしたし。
「○○中の2組で教えて頂いた▲▲です!」
あ!と思いだしました。教育実習で教えた生徒です。
「先生に、いい古語辞典ないですか?って聞いた時、
先生愛用の、まっくろの古語辞典、もってきて見せてくれたじゃないですか。
あれに憧れて、私も古語辞典、まっくろにしているんですよ。
で、大学は、国文科、受けます!!」。
そういえば、自慢げに汚い古語辞典を見せたっけ。
「辞書は、汚してナンボだ!」なんていいながら。
たった2週間の出合いが、そんな風に種となったことに
えらく感動したと同時に、責任を感じたりしたのでした。

そして今。
むしろ責任の方を重く感じながら、お話しています。
一期一会の責任です。
大震災後、大きく社会の在り方や考え方が
変わってくるに違いありません。
地震という災害だけでなく
経済の在り方を左右するエネルギー問題もまた
問われてきます。

私のワークショップやら講演の内容も
従来のままでいいわけがありません。

今、一期一会の責任を、深く思いながら
すべて練り直しているところです。

秋の講演会シーズンまでには
いえ、夏の教職員セミナーまでには
完成させるつもりです。

昨日は、小学校の長女が
今日は、中学校の長男の学校始まりでした。
新学期と言えば、校長先生のお話ですが…。
今年は、菅内閣総理大臣・高木文部科学大臣からも
メッセージが子どもたちに送られています。

文部科学大臣からのメッセージと言えば
昔、いじめが原因の自殺が問題になったときにもありました。
が、その時には、あたりまえの言葉が並び
浅く、力がなく、心に響かないもので、
文部科学大臣からの言葉が、こんな空虚なのか…と
絶望したことを覚えています。

が、今回のメッセージは、子どもたちにぜひ耳を傾けてもらいたい。

政治家の言葉と言うと、
メディアでは、どうもシニカルにとらえたり
否定的に報じられることが多いのですが
そうした先入観を排して、大人も心をまっさらにして、
子どもたちに、伝えてほしい。
テレビの評論家宜しく
批判的に政治家の言葉をとらえることも大切です。
が、一方で、よい言葉には拍手を送る姿、
大人が正当に判断する姿を見せることも、また大切です。
でないと、子どもたちは、将来、主体的に行動する大人ではなく
批判的なただの評論家になってしまうと思うからです。

残念なことに、これまで、正当に評価したい
政治家の言葉が、ここ日本ではあまり見当たりませんでした。
しかしながら、今回のメッセージは
子どもたちの耳に届けたいと思ったのです。

「菅内閣総理大臣・高木文部科学大臣からのメッセージ」
小学生に向けたものと、
中学・高校生に向けたものの2種類のメッセージがあります。
ちょっと耳を傾けてみてください。

小学生向け
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1304685.htm

中学・高校生向け
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1304684.htm

原発の問題は
さらに子育てを難しくしました。

どこまで政府の発表を信じていいのでしょう。
どこまで報道を信じていいのでしょう。
政府も報道機関も
口を揃えて「デマにまどわされないように。安全ですから」といいます。

でも政府の発表自体が不完全もしくは誤りであったなら、政府や報道機関が「安全」という「デマ」を流していることになるのです。
親なら子供達に安全な食べ物を与えたいもの。
私もそうです。
そこで情報が正しいのか見極め際に次の二つの点に注目しています。
一つは、政府が発表する情報のタイムラグに注意することです。例えば、低汚染水を海に放出した件の発表は、議論する余地を与えないようにタイミングをはかったのではと勘繰りたくなるものでした。となると、その「安全性」は疑わしいと考えてしまいます。

報道されている専門家の話しも鵜呑みにできません。所謂「ご用学者」が少なからず存在するからです。
先日もある「先生」が、海に流れだした放射性物質が海産物に影響を与えるとは考えずらい。野菜とは違うと発言されていましたが、コウナゴから検出された濃度は野菜よりはるかに高濃度だったことが、先日発表されました。専門家の話は、原発推進派、反対派両方の先生のお話を聞いて判断する…これが二つ目です。また中には自身の専門分野とまったく違うのに、したり顔で声高に持論を述べる「にわか専門家」さえ登場するのがテレビの世界。こうした「デマ」にまどわされないことも、大切です。
ただ幸いなことも二つあります。一つは今の政権が、かつて原発を建設した政党ではなく、責任逃れのための隠蔽をする必要がない点です。
もう一つは、今、神奈川県の消費者行政を審議することがあるのですが、県の職員は、消費者に安心安全な生活を送っていただくために、誠実に働こうとしているということです。

今政府はパニックを恐れすぎているように思えます。国民を信じて、本当のことを、すみやかに発表することを親ならずとも皆願っているはずです。報道機関も中立の立場からこうした発表を伝えてほしい。そうでないと、安心して子育てなんてできませんよね。

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