生活経済ジャーナリストあんびるの  「あんびる〜ばぼ〜日記」

大学1年生と中学3年生のママの日常は アンビリーバボーなことばかり! 「子供のお金教育を考える会」代表のあんびるが感じた ちょっと驚きの日常を気ままにご紹介します…。

2015年04月

SNSデビューした娘には、高校3年生の兄がいます。

で、兄も未だにガラケー。

SNSとは無縁の世界に生きております。

なんどかスマホにしたいと言われたものの
例の「カレー作りゲーム」のワークショップでやっている
『意思決定チャート』で考えると
どうしても持たないメリットの方が勝るという
結論になり…。

「クラスで3人だけだよ、ガラケー」と
笑いながら言ってきますが
私は「3人もまだいるんだ〜」と返し…

なんとなく今に至っています。

友達づきあいもメールで事足りているといいます。
まあ、男子校のあっさりした人間関係ですからね…。


そんな兄が一言。

「スマホにしてLINEとかやり始めると
自分の時間が、全て自分では使えなくなるぞ」

確かに。

なんでも息子のクラスでは一時
自分が勉強する気が起きない時
友達にLINEして、一緒におさぼりさせる…ということが
流行ったそうで…。

特に定期テスト期間
20150401


そんな話を聞いて、
娘は「うーん」とうなだれたのでした。





さて、そうこうしているうちに
誕生日を迎え…。

20150418



やーっと!意味のあるツイートができる!!と
張り切っていたのですが。

誕生日を迎えたよ〜というコメントをしてから…

娘の様子が変

ビミョーにイライラしながら…

お友達の反応待ち

「まだ見てないのかな」

と、だんだんイライラしてくる

これがまだツイッターだからいいけれど
LINEで…
しかも既読スル―されたら…

もっとイライラするに決まっている

ドキドキしながら数文字入力し
反応をドキドキしながら待つ…

そして…やっと誕生日ツイートの返事が来たときの
うれしそうな娘の顔


わずか数文字なのに
ずいぶん一喜一憂するんだな…


わすが数文字、されど数文字…

この数文字のゆさぶり、
思春期の精神衛生上、どうなんだろう…と思う。

娘のSNSデビューから約一カ月。
友達が増えない中、なんとなく遊び出したゲームは
今流行っている「ねこあつめ」。

それを発信して、なんとか「話せる自分」になろうとしているのか?

さかんにスクショをとっています。

20150417


ところが…やっぱりうまく発信できない!!

「いや、これ見せられても…だから?だよね…」

“気軽に”って、難しい!

当たり障りがないものだと
意味がない!!

そう感じている娘なのでした


前回、ツイッターのフォロワー数→友達の数→人気の有無→本人の評価…
となる…というお話をしました。
20150409


これは何もツイッターだけでなく
LINEでも、YouTubeでもそうです。
自分のところに関わってくれる人が
「数」として見えてくるのが、SNSです。

そうすると、特に自己評価が気になる思春期の子どもは
この数によって、自分の価値が決まるかのように
錯覚を起こすのです。

その結果、どういうことが起こるのか…。

よりみんなの注目を浴びるような内容を
投稿し始めることになります。

お店の商品に楊枝を入れたように見える動画が
問題になったことは記憶に新しいかと思います。

以前、取材させていただいたときも
友達の関心をあおるような投稿、
親とのケンカをことさら大きな話しにしてみたり、
自傷写真を載せてみたりすることによって、
お友達の関心を集め
話題の人として、「友達」の数を増やしているケースがありました。

友達は「数」ではなく、「質」だよ。
どういう関係性を持てるかだよ。

そう、教えてあげたいのですが。

「質」というのは、「数」のように目に見えるものではありません。

サン=テグジュペリの「星の王子様」で
王子様と友情を交わし合ったキツネが別れ際に言った言葉を思い出します。

「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。
いちばんたいせつなことは、目に見えない。」

簡単に目の前に「見えること」にこだわると
「目に見えない」ことの大切さがわからなくならないか。

そんなことも母として気になりだしました。


さて、SNSを始めた娘の
フォロワー数ですが…

なんと…未だに一ケタ

とても臆病なので…

非公開の上に…

娘がフォローしていない知らない人からのフォロワー要請は
一切却下…

まあ、広がりようがありません。

20150413
※写真はイメージです

この状況に本人がひとこと。
「私、人気なーい!」

まあ、さして真剣味のない一言だったのでしょうが
ああ、こういうことなのね、と
妙に納得させられました。

フォロワー数→友達の数→人気の有無→本人の評価…

となるわけです。

思春期にSNSが危険であるという一つの理由がわかった気がします。
(つづく)


娘の場合、SNSデビューしたからといって
非公開ということもあり、
そして本人もいたって臆病であるということもあり…
特に面識のないお友達ができたり…といった広がりはありません。

ただ、思わぬ副作用がでてきました。

そう、オンラインゲームです

それはフォローしている有名人のツイッターに
時々載っているねこの写真がきっかけでした。
ねこの写真といっても
リアルな猫ではありません

20150410

※写真はイメージです

ねこのオンラインゲームで
庭にやってくるねこの写真が撮れるのです。
「今、ネコちゃんこんな感じ〜」という写真を見て
「私もやりたい!!」と。

ゲーム自体は無料ですが
もちろん追加アイテムは有料です。

私も興味があったこともあり…

お金を使わないことを条件にインストール

今までDSもやっていなかった娘が…。

どうなるのか!!とドキドキでした。

しかし、ねこを気にかけ、一日一度はのぞいているものの…

学校はケータイすら禁止。
放課後はスポーツへ直行。
夜遅く帰ってきて、宿題、お風呂をすませると
午後11時…すでにくたくたなので
ベットに直行という毎日。

ほとんどスマホを手にできません
あまりゲームにもはまれない状態。


しめしめ…。

中学生は忙しいに限る


前回、娘のSNSの利用の仕方を見て
大切にしている世界がわかったというお話をしましたが
改めて友達というのは面白いものだということがわかりました。

20150409


娘がSNSでつながりたいのは
共にスポーツの苦楽を味わっている仲間でした。

その仲間は…今でこそ違うクラブに所属していますが
幼稚園の時からの仲間です。
ライバルでもあり…
でも…うまくいかない時の痛みを
無言のうちにわかってくれる存在でもあります。

年に何回も会えなくても…

試合の時に
うまくいけば一緒に喜び
うまくいかないと、そっと見守る…

そんな関係です。

昔は、年に何回も会えないと…
少しづつ疎遠になったものですが…

SNSを利用すると
もちろん一部ではありますが
同じ日常を共有することができるのですね

今の子どもがはまる理由が少しわかってきました。




学校が始まり…
娘もこれまでの春休みの生活スタイルと
たいぶ変わってきました。

春休みは、毎日のようにスポーツに励んでいたので
学校のお友達とは、ほとんど接点がありませんでした。

春休みにスタートしたSNSも
スポーツで一緒のお友達がメイン。

どうもスポーツで一緒の大好きなお友達と
交流したかったようです。

今のところ、本当に気の合う
心の許せるお友達は
娘が入れ込んでいるスポーツの苦しみや楽しさを
娘と同じように味わっている仲間のようで…

学校に行くようになって
より時間を長く一緒に過ごしているというのに
学校のお友達と交流しようとはしていません

母としては、ちょっと拍子抜け

むしろリアルな生活で一緒に過ごしている分
なにも下校後までも…という思いが強いようです。

「みんなLINEでつながっているみたいだけど
学校から帰ってまで、面倒くさいじゃんね…」とのこと。

みんながリアルとSNSの2重の世界で会話している中
娘はリアルの世界だけの接点で
なんとも思わないのか…、
ついていけるのか…心配してしまいますが、
娘にとっての世界は、学校は一部、
メインはスポーツのようです。

娘が誰とつながりたいと思っているのか…
どの世界を大切にしているのか…
SNSの使い方を通して、
母は初めて知ったのでした。

20150407
※写真はイメージです




さてそうこうするうちに、
娘もなんとな〜くSNSの楽しみ方が分かってきた様子。

特に写真があると楽しい!と

ところがですよ。

ここで壁にぶち当たっていました。

「お友達が写っていると、無許可でのせちゃ悪いよね…」

から始まり

「自分の顔出しは怖い!」

「お店にも無許可じゃ悪いかも」

「いや、この背景だけでも、どこで撮ったかわかっちゃう!!」

…と配慮が進み…

結局、どの写真も無理という結論に至り…

まったく投稿できずにいます


やるのはもっぱらbot系のリツイート。

楽しいのか




娘はSNSデビューしたものの非公開を選択。
よって、お友達になかなか発見してもらえず…
フォロワーが全然増えません。

なんだかな…といいつつ…、
フォロー数だけは、うなぎのぼりに増えてきました。

20150331

最初は有名人をフォローしていましたが…
そのうちはまり出したのがbot系。
娘のお気に入りは
「中学生あるある」や「面白い話」
「面白い動画」などなど。

とにかく気軽に笑えるものが好評のよう。

飽きもせずよく見ては笑っています

まあ、勉強終わりの疲れた時や
スポーツ後に動けないくらい疲れている時には
こういう気軽な娯楽がいいのかなとも思うのですが…。

信州大学の学長のおっしゃることもよくわかります。
「スイッチを切って本を読み、友だちと話し、
自分で考える習慣をつけ、
物事を根本から考えて全力で行動することが
独創性豊かな学生を育てる」。
SNSの中は時間が簡単に流れ、そして情報は表層的です…。

時に静けさの中に身を置き
自身と対峙する…。
そんな時間は、確実に少なくなっています…


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