昨日まで、息子の剣道の合宿に付き合っていました。
息子の所属する剣道会は、
普段、畳屋さんやお店を経営するごく普通の
町のおじさんやおばさん(でも剣道はすごく強い!)が
「先輩」としてボランティアで指導してくださっています。
練習の時は厳しく、
試合に負けて傷ついているときは、優しく。
多くの大人が、みんなで地域の子供を
親戚のおじおばのごとく育てる…という
そんな一昔前の姿が残る貴重な場でもあります。

合宿は、中学生の「先輩」が
班長になって、小学生たちの面倒を
いっさいみてくれます。
小2で初参加の息子は、そのリードについていくのが
やっとだったらしく、
2日間、着ていったときのシャツを着たまま…。
着替えを取り出す余裕すらなかったみたい。
必死の形相で、班長の後をついていく姿を見ていると
もどかしいやら、おかしいやら…。
でも親は遠くから見守るだけが原則。
いっさいは、班長におまかせなのです。

合宿で、たくましくなった息子を見ると、
子供の社会化は、親だけでは果たせないのだと
つくづく思います。
私が、どんなに手をかけても、
1人でつらい練習をやりぬき、
それによって自信を得る…といった
彼が今回の合宿でみせたような成長は望めなかったでしょう。

親が育児の全責任を負うのだという思いは、
反面、親側に、親こそが子供の人生をすべてを左右するという
一種の万能感を生じさせ、
それが子供への過剰な教育投資を招く結果にもなりがちです。
時には、親は自分にも、自分のお金にも頼らず、
教育を地域や社会にお任せする。
それが子供の社会化のために必要なのかなと
過保護な親ぶりを反省させられました。

お金で買えない貴重な「地域力」という資源。
枯渇させないよう、息子もまた
立派な「先輩」になることを祈りつつ、
見守りたいと思います。

今日の鉄拳? 
汗臭いシャツを心配して、
ついこっそり息子に新しいのを手渡してしまった
過保護な自分に…です。
班長、ごめんなさい!