クリスマスが終わって、街中はすっかりお正月。
我が家だけはまだツリーがあって、
クリスマス気分が続いております(笑)。

今年は、娘がキリスト教の幼稚園で
迎えた最初のクリスマス。
25日には、クリスマス礼拝に参加しました。
園長先生のお話は「与える愛」。
そういえば、今の子ども達は
ひたすら「与えられる」ことが多いものです。
クリスマスプレゼントはもちろん、
身の回りの支度さえも親にしてもらい
「与えられる」側。
塾などの教育環境も整えてもらい
「与えられる」。
「与える」はずの
家族としてのお手伝いも
お小遣いがもらえないとしない始末です。

我が家ではクリスマスに
“親の願い”をこめた本を子どもたちに送るのが
恒例になっていますが、今年選んだ本は
息子に野口英世の伝記、
娘には「てんしのはな」(サンパウロ刊)
という絵本でした。
「てんしのはな」は、目が見えなくなった少女が
「与える愛」に気付くことによって
再生していく物語です。
くしくも園長先生と同じ「与える愛」が
今回の子どもたちへの“親の願い”でした。

大学時代、学校が休みの日に
家の近くでバイトでも…と思って
近所の塾の講師に応募したところ
「大学生であるキミは、地域の財産なのだから
ぜひ地域に還元して欲しい」といわれました。
意外な言葉でした。
今の大学生と同じように
「自己評価の低い私でしたから
「財産」だなんて…驚きでした。
自分に「与えるもの」があるという気付きは、
大きな自信と、それからひいては
職業観も育てていくのではないでしょうか。
クリスマスに「与える愛」について考えることは
今の時代、とても大きな収穫を
もたらしてくれるような気がするのです。