幼児期時代、
子どもはあまり実年齢と
育児書にかいてある「できること」
との差がない。
せいぜい、育児書にかいてある
「できること」に1年程度の
プラスマイナスがあるだけだ。

ところが、これが大人に
なってくるにしたがって
実年齢と「できること」の差が
乖離してくる。
それは、ニュースにでてくる
自称「大人」の実年齢と
精神年齢とを比較してみると
良く分かる。
ホリエモンの精神年齢は、
明らかに思春期だし、
東横インやヒューザーの
社長においては
小学校3・4年生の
ギャングエイジを髣髴させる。

これは精神年齢に
限ったことではない。
肉体年齢もまた乖離してくるのだ。
実は昨日、眼鏡屋さんに行ってきた。
どうも最近、よく見えなかったから
メガネを10年ぶりに
見てもらおうと思ったのだ。
結果、店員から思わぬ言葉を発せられた。
「老眼ですね。
遠近両用になさってみたら…」
エーっ、あんまりである。
私、まだうら若き38歳の乙女である。
私の肉体年齢は、実年齢と
また大きく乖離していたようだ。
あまりのショックに、
フレームを代える元気もなく、
レンズを遠近両用に換える注文だけ
かろうじてして帰ってきた。

でも、家に帰ってよく考えてみた。
この年齢を逆手にとって、
「ちょい悪オヤジ」ならぬ
「ちょい悪オバサン」を
目指す手もあったなと。
モデルはもちろん
『いじわるばあさん』。
鼻の先にめがねをひっかけて、
上目づかいに、人を食ったような
「ちょい悪」をアピールするのだ。
どうだ! 
20代の小娘にはできまい。
ははは。
決めた。
次、メガネを買い替えるときには、
「ちょい悪」に生まれ変わるぞっと!