おっかしいんだよな〜。
レポートやコメント記事を見ていると
「日本はかれこれこんな困った事態がある」
という記述の後、
「アメリカはこうしている」って
“解決策”が語られているケースが
とっても多いんだよな。
でもちょっと待て
果たしてアメリカには
日本のような「困った事態」は
本当に起こっていないんだろうか。
仮にアメリカに「困った事態」が
起こっていないとしても
それが後に語られる“解決策”のおかげだと
確かにいえるんだろうか。
で、私は執拗に調べてみる。
と、多くの場合、立証できていないのだ!!

こうした「アメリカ=いい意味での先進モデル」
コードは、アカデミズム界にも侵食している。

いわゆるグロバール化は、アメリカ化であり
日本の経済システムがグローバル化しているとうことは
経済システムをアメリカ化していることである。
だからこそ「アメリカって本当にいいの?」
っていう問いを、今みんなが申し立てないと
いけないんじゃないかと思う。
アメリカ化するっていうことは
京都議定書を反故にしないと成立しない
アメリカの経済を支持することでもあるし、
将来のあるべき社会の姿として
支持することでもあるんだから。

実は今、世界中がモデルを
なくしているんじゃないかと思う。
こんなときには、
自分の根っこ(文化的地理的背景)を確かめて
いく方がよいんじゃないか。

で、「アメリカ=いい意味での先進モデル」コードに
出会うたびに、最近は1人で
「北米か!」ってつっこんでいる。
活字を追いながら「北米か!」って
つっこむ40女の姿は、
かなりシュールなんだけど…。