中国冷凍ギョーザで中毒被害…。
消費者教育の一端を担うものとして
本当に空しい思いがした。
ここのところ、このように
消費者の判断の及ばないところで
問題が多発している。
特に業務用として
流通している冷凍食品などは
本当に消費者に判断のしようがない。
こうなるとむしろ今必要なのは
消費者教育というより
生産者教育じゃないかと思えてくる。

少し前、「安いものを求める
消費者にも問題がある」と発言した
食品偽装をした社長がいたが
こんな考えは、もってのほかである。
安ければ、なんでもしてよいと
思っている消費者はいない。
品質あっての「安さ」である。
品質を、まして安全を犠牲にしたところの
「安さ」は、ありえない。
生産者の大いなる勘違いだ。

今回の事件の原因は
まだわかっていないので
利益を追求した結果では
ないのかもしれない。
でも、こうした事件が起こるたびに
ミヒャエル・エンデの
「経済は友愛である」という
言葉を思い出す。
生産者は、仕事をするとき
他の誰かのために生産しているという
「友愛」の意識を持てているだろうか。
わが子に与えるために作る様な気持ちで
ものを作っていただろうか?

お金は本当に怖いものである。
時として、昔の「職人気質」にも似た
心意気や、プライドまで奪ってしまう。
お金の魔力に支配されないためにも
働くということは
自らの生活を成り立たせるだけでなく
他人の生活を成り立たせることでもある
ということを
今一度、子どもたちに
伝えたいと思う。