「ねえ、母さん。小遣いあげてくれない?」
「また、あなたは無駄遣いばかりしているでしょ。
無駄遣いをやめれば、十分足ります!」
「無理無理。だっていまどきスマホも必要だし、
ローンの支払いもあるし…。
無駄遣いはやめるけど、それでも足りないよ」
「母さんだって家計が…」
「知ってる!でも、母さんの老後はボクが面倒みるから。
ね、だから小遣い上げてくれよ」

こんな息子の言葉においそれとのって
小遣いを値上げした上に
カラ手形にもかかわらず老後は安泰…
なんて考える母親はいないでしょう。

家庭でもまかり通らないのに
これが国ともなると、平然と通ってしまう…。

経済は感情で動きますから
消費意欲をそがないために
消費税増税には、「安心」が必要でした。
それが置き去りになっての法案成立(多分)。
橋本政権の愚行の再来にならないかと
危惧しております。

しかし、この法案。
まだ増税を決めたわけではありません。
半年前に景気を「政府」が判断して
消費税率を上げるかどうか決めるということになっているのです。
つまり来年の10月に「政府」が
「増税しては、景気がもたない」と思えば
消費税率は上がらないのです。
きちんと判断してくれる「政府」であればいいというわけです。

それまでに「安心」が担保されていなければ
つまり社会保障の改革が進まなければ、
きちんと選挙でNOという…そういう国民なら
きちんと判断できる、政府になるはずです。

母親が黙っていて、ドラ息子の好きなようにさせていたら
家計が破綻してしまうのと同じように
サイレントマジョリティーでいては
国が破綻します。

我が家の息子は、中3で難しい年頃になっていますが
私も家庭でも、断固として
ものいう母親でいたい…と思っては…いますΣ(´д`;)
もちろん国民としても(=゚ω゚)