リニュアルしてスタートの絵本紹介。
第1回目にご紹介するのは
「でんでんむしのかなしみ」(新美南吉作・大日本図書)です。

でんでんむし

今日は、娘の小学校では
入学式が行われています。

私がこの本を買い与えたのも
確か息子が小学校に入る直前でした。

これから一人で学校に行って
毎日椅子に座らされて
団体行動を始めると…
きっといろいろな「かなしみ」にも
出会うのではないかと思って買ったのでした。

娘も同じように、幼稚園の年長のときに
読み聞かせ始めました。

ところが、この「でんでんむしのかなしみ」という
ひらがなの羅列は、拾い読み世代にはちょっと難しいようで…。
娘は「でんでんむしかな」と読んでいました( ´∀`)つ
息子は、なんと「でんでんむしのなかみ」と読んでいたようで
最初、「ママ、気持ち悪い本を買ってきたぞ」と
思っていたそうです( -д-)ノ

…一方、親は、つらいこと、悲しいことがあっても
子供の前では、いつも笑顔ですよね。
でんでんむしのように
「かなしみが いっぱいつまっています」と言えたら、
どんなに気が楽になるかと思います。

そんな気持ちで書いたのが
「ママと月」だったのです。

ママの背中の“から”は重いなあと感じるとき
守ってくれるものが欲しくなった時は、
今も月を見上げたりしています。