桜の花の美しい季節…にもかかわらず、またギックリ腰…。
そんな中、今年度最後の神奈川県消費生活審議会に行ってまいりました。

今年度、何回も消費生活審議会で審議し、
「ステッカー等により拒絶の意思表示をした世帯への
訪問販売を禁止する規制を設けること」として答申したのですが、
先般の議会での神奈川県消費生活条例の改正で、
当該事項は削除となりました。

…とても残念です。


審議委員になった時、
私は何の団体にも属さず、
利害関係にとらわれることのないフリーランスの立場たからこそ、
「真に弱い立場の人の側に立って考えよう」と、心に誓いました。

この答申のための審議の場でも
その立場を、私なりに貫こうとしました。

しかし、政治的な決着にはいろいろな利害関係が反映されるものです。

そして政治的な決着は、必ずしも弱い立場の人の側に立つのではなく
多くの人による投票によって決まるものです。

ただ投票は、投票時の多数の意見を反映するものにすぎず、
白紙委任ではありません。
選挙前に「言ったこと」と
選挙後に「行ったこと」を
厳しく見ていくことが、私たち投票する者には
求められるのだと思います。

そういう意味も込め
議事録が公開される審議会では
事務方が板挟みになることを承知の上で、
少し厳しい意見を申し上げた次第です。

本当は、「みんなに好かれるあんびるさん」を目指したいところですが(笑)。

私が今ここにあるのは、この神奈川県において
小学校から高校に至るまで、教育を受けたおかげです。
神奈川県で与えられた教育環境には、ここに書ききれないほど
本当に感謝しています。
「真に弱い立場の人の側に立って」故郷に貢献するのは、
その恩返しでもあるのです。

でも…
もう少し丁寧に条例の行方を追うことができたら、違ったかもしれない。
もう少し論拠となるものを揃えるなどしたら、説得できたかもしれない。


後悔と、虚しさと、腰痛を抱え…
桜を見ながら山下公園を歩きました。

委員の方とのランチと
奇麗な花が慰めてくれたのが、救いでした。

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