ここのところ少し忙しく
心がかさついていたので
秋の連休に心を休めるために、詩集を買いました。

IMG_8829 (002)


中学の時、ワーズワースの詩を生徒手帳に書き写し
学校でも、そして身体が弱かったので、
病床でも、よく そのページを見ていました。

「水仙」のような代表的な詩ではなかったので
その後、ずっとなんという詩だったのか思い出せず
載っていた詩集もすでに手元になく、
ただ強烈に
「楽しかりし幼き日に」
「いかにしてこの光輝を再び窺うことが出来うるや。
問うを止めて、寧ろ感謝せん。」という言葉の断片が
頭の中に残っていたのです。

文語調の和訳だったから
これかな…と中古の本を取り寄せたら
今日、めでたく思い出の詩に出会えました。

『比いなき輝きと美との夕べに作れる』という詩の一部を書き写していたみたいです。
(ワーズワース作・田部重治訳 岩波書店1938/1994)

読んでみて…中学生の私が
何を思ってこの詩を生徒手帳に書き写し
大切にしていたのか、
どこまで理解していたのかと
笑いそうになりました。

この詩集を手に、連休はどこかに行きたいな…と思います。